花粉症の辛い季節がやってきました。
私たち大人はマスクや薬でなんとか対処できますが、お子さんが花粉症になるとどうしても心配になりますよね。
うちの子も花粉症で、毎年辛そうです。
そこで我が家は、子どもの花粉症治療として「舌下免疫療法」をすることにしました。
今回は、その舌下免疫療法を開始した9歳娘の治療の体験談をお伝えします。
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を舌下に含ませることで、免疫系を改善させる治療法です。
治療期間は1年〜5年以上と長いですが、治療後にアレルギー症状が改善されることが期待できます。
また、花粉の時期に抗アレルギー薬を飲み続ける必要がなく、アレルギー源から解放されます!
「舌下免疫療法」子どもの治療体験
春に近所の耳鼻咽喉科を受診した際に、医師から案内されたのがきっかけで「舌下免疫療法」をスタート。
3月末に受診した際、アレルギーの血液検査を済ませています。
その時、6月頃に開始するのがベターと説明を受け、6月になってから再度受診しました。
「舌下免疫療法」初回服用は病院で
舌下免疫療法は、毎日薬を服用する必要があります。それも1〜5年ほど。
薬の用量を徐々に増やしていき、体をアレルギー物質に慣れさせていきます。
初回は、アナフィラキシーショックや軽度の副作用が出る可能性があることから、服用から30分は病院で様子を見ます。
以上のことを治療開始前に説明を受け、同意書にサインしてから初回の服用をします。
アナフィラキシーショックのことを聞いて、最初は子どもも少し緊張していましたが、医師や看護師さんが優しく接してくださり、安心して服用することが出来たようです。
「舌下免疫療法中」カード
治療開始時に、アナフィラキシー症状などが書かれているカードを渡されます。
裏面には名前を記入する欄もあります。
もしも副作用が出てしまった場合に、このカードを持っていれば「舌下免疫療法」を行っていることを周りの人に分かってもらえます。
初回服用方法
花粉症に対する舌下免疫療法では、「シダキュア」という錠剤を服用します。
現在「シダキュア2000」が出回っている数が少なく不足しているそうで、「シダキュア5000」を半分に割って服用するよう指示されました。
院内での服用
初めての服用は以下の方法で行いました。
- 先生が薬を半分に割る。
薬をティッシュに出して、包むようにしてパキっと割っていました。すごく水分を吸収しやすいそうで、絶対に濡れた手で触らないようにと言われました。 - 薬を舌下に置く。
舌を上に上げると、裏側真ん中に筋があると思います。その筋を境に、左右どちらかに薬を置きます。 - 薬を置いて1分間は唾を飲み込むことなく、安静にする。
- 1分経過後、薬ごと唾を飲み込む。
- 30分間病院内で経過観察。
(受診した病院は、薬局がすぐそばにあったので、30分の間に処方薬の受け取りをしました。) - 30分経過後、再度診察。
副作用などの確認をする。娘は、「目の痒み」が出ました。 - 翌日から毎日薬を飲むよう再度説明を受け、帰宅。
初回服用翌日以降のスケジュールと注意点
- 治療期間中は月に1度受診すればよいこと
- 飲み忘れが3日以上続いたら電話すること
以上を約束して、舌下免疫療法開始となりました。
舌下免疫療法「シダキュア」はまずい?
娘に薬の味を聞いたところ、味はしないと言っています。すごく苦いなど、味に抵抗があると毎日続けて服用することは難しくなることが予想されますが、「味が無い」ので続いているようです。
抗アレルギー薬と併用しても良い?
受診した耳鼻咽喉科では、『舌下免疫療法の薬と抗アレルギー薬は併用しても良い』と言われました。
その為、毎日「シダキュア」の他に2種類薬を飲んでいます。
まとめ
子どもの花粉症治療として、舌下免疫療法はとても有効な方法と説明を受けて治療を開始しました。
どんなふうに治療を開始するのかイメージができなかったので、同じように考えるママやパパに参考にしてもらえばと思いブログ記事にしました。
舌下免疫療法は、治療期間が長いことがネックではありますが、子どもが長いことアレルギー症状に苦しむことを考えれば、やる価値があると思います。
子どもがアレルギーに苦しまないように、この治療法を検討してみてはいかがでしょうか。
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